2022年6月28日 / 最終更新日時 : 2022年6月28日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - すれ違いざまに「こんにちは」疾風のごとく去って行く 住まいの近くを歩いていると、歩道を向こうからかなりのスピードを出した自転車が二台、三台、四台とやってきて、すれ違いざまに、「こんにちは!」。ヘルメットをかぶった若い白人の女性たちが、頭を下げる。そして、疾風のごとく去って […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 七歳までは神のうち 先祖の位牌に、知らない名前がある。 曾祖父の子供で、「幼光童女」とある。(実際に書かれている「幼」の字は、つくりが「刀」で、漢字辞典で調べたら、幼の別字体のようである)亡くなった日は、明治二十年二月十三日。 この子供のこ […]
2022年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年6月21日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ハブ茶、豆茶っていうが、ハブソウ、エビスグサ、どっち? ハブソウとエビスグサの続き。自分が生まれた瀬戸内海の島では、子供の頃、朝ご飯は茶粥、使うのは豆茶で、エビスグサの乾燥種子だった。エビスグサ(生薬名は決明子)だとわかったのは三十数年前で、親戚のおばさんが教えてくれた。当時 […]
2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月16日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 弘法大師が広めたハブソウとエビスグサ 子供の頃、生まれ故郷の瀬戸内海の島の生活で、朝ごはんは茶粥だった。乾燥したマメ科の種子を布の袋に入れて水から炊く。中華粥のようにとろとろに煮るのではなく、少し硬めの状態で火を止める。それを、さらさらとかき込んで食べる。 […]
2022年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年6月7日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 「自分で取る!」「手抜きをしない!」で命令形!? デパートでのこと、「○○ちゃん、入れな~い」という女性の声が聞こえてきた。見ると、ベビーカーの一歳少しぐらいだろうか、男の子が口に手を入れている。お母さんは、「○○ちゃん、口の中に手を入れてはいけませんよ」という意味のこ […]
2022年6月2日 / 最終更新日時 : 2022年6月2日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 森鷗外の異った清潔好き(もりおうがいのかわったきれいずき) 明治・大正の小説家で陸軍軍医(軍医総監)でもあった森鷗外の娘、森 茉莉さんの随筆集『贅沢貧乏』(新潮文庫)に収載の『気○○マリア』の冒頭に、鷗外の清潔(きれい)ずきについての記述がある。 それは異(かわ)った清潔(きれい […]
2022年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年5月31日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ウクライナ系横綱大鵬の白い大きなお尻 ロシアのウクライナ侵攻以来、ウクライナに関して、この侵攻以外にもウクライナについての情報が増えてきた。四月十一日の日刊スポーツは、昭和の大横綱大鵬の父がウクライナ人だったという記事を載せていた。大鵬が力士として登場した頃 […]
2022年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年5月26日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 口輪を付けられていた、狂犬病の犬 小学四年のとき、ある日の午後三時頃、町の中心部へ行く近道を一学年上の姉と歩いていた。お使いか何かだったのだろうか。ゆるやかな坂を上りきろうとしたあたり、左右は住宅が続いている。道幅は四、五メートルだろうか。 と、進行方向 […]
2022年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年5月19日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - おお、おれかい? ほら、電気屋だよ、電気屋! 朝九時半、JR新宿駅南口の改札を出て、京王新線に乗り換えるために急いでいた。京王新線のホームは地下四階にある。下りのエスカレーターに乗ろうとして、ステップの手前2、3メートルのところまで来た時、上りのエスカレーターを上っ […]
2022年5月17日 / 最終更新日時 : 2022年5月17日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 回虫が出たぞ! 検便があったのは、いつ頃までだっただろうか。 小学生の頃は、マッチ箱に便を入れて学校に持って行った。クラスの中には、マッチ箱に便を詰め込み過ぎ、 先生に「こんなにいっぱいいらないのに」と言われる男子もいた。 団塊の世代、 […]
2022年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 角帽、学生服姿の押し売りがやってきた まだ、押し売りが普通に見られた時代。昭和三十三年(一九五八)、小学三年のときのことである。 平日の午後、学校から帰ってすぐだった。 若い男が家の引き戸を開けて入ってきたと思うや、上がりがまちにスーツケースのような鞄を広げ […]
2022年4月28日 / 最終更新日時 : 2022年4月28日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 名前のいわれ 小学三年のとき、ある日の授業。担任の女性教師がこういう宿題を出した。 「自分の名前について、どういう理由や考えでその名をつけたか、親に聞いてきなさい」 命名のいわれを教えてもらうように、というのである。 帰宅後、すぐに母 […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - エナジー・ドリンクは砂糖湯 小学二年の冬のある朝。いつもより早く目が覚めたが、体中から力が脱けている。頭もボーッするのを通り越しており、動こうとしたらふらふらした。 それでも起き上がって、すでに起きて台所仕事をしている母の近くへ這っていくようにして […]
2022年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年4月14日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 耳元でささやく声 「カンニングしたね」 小学六年の頃。普段のテストでカンニングをするようになっていた。四年頃まではクラスで一、二番だった成績が、だんだんと下がっていっていた。いい点数をとらないといけない。気持ちが追い詰められていた。 先生の「終わり」というかけ […]
2022年4月12日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 南方マラリア、夏に震える父 五歳のときの夏八月。離れて暮らす父がお盆に帰省してきていたときのこと。 午後の早い時間だったか、父が毛布にくるまって震えているのを見た。熱が出ているようだった。 いったい、どうしたんだろう。異様な光景である。 近くに祖母 […]
2022年4月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月7日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - ハト麦の煎じ汁でイボが消えた! 中学二年の頃、左手に大きなイボができていた。 親指と人差し指に一つずつ、目立つので、バスに乗ったとき左手では手すりをつかまないようにした。 思春期に入っており、とても嫌だった。 当時、イボは男子生徒の間ではけっこう流行っ […]
2022年4月5日 / 最終更新日時 : 2022年4月5日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 葉緑素入りキャラメル 昭和二十九年五歳の春、桜の季節。 祖父が急に「ぼく、荒神様に花見に行こう」と言い出した。 荒神様は、家から東へ歩いて五、六分、集落がはずれたところにあった。 国道沿いの際、道路の山側に荒神様を祀っている小さな祠がある。そ […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月1日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 大関経験者、だって!? 大相撲令和四年三月場所、大阪で観客を入れて行われるのは三年ぶりということもあって活況を呈した。賜杯争いは千秋楽に関脇の若隆景と元大関で前頭七枚目高安の決定戦にもつれ込み、若隆景が逆転勝ちをして初の栄誉に輝いた。高安は、ま […]
2022年3月31日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 泣く泣く かぐや姫 雑記帳,雑記,コラム,column,かぐや姫,河井坊茶,ラジオ,歌,吟遊詩人,泣く泣く かぐや姫,愛川欽也,クレハホームソング,大阪朝日放送
2022年3月29日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 higashiadmin 東 雑記帳 東 雑記帳 - 踊る宗教 小一の六歳のとき、母に連れられて渡船に乗って本州に渡り、大畠からバスに乗って、柳井方面へ。柳井の街中の狭い道をバスが通っていると、卵を買い取りに来る業者の男の人が通りを歩いているのが見えた。 「あれ、下条さんだ」と母。確 […]